日本に茶を広めたのは?〜お茶の歴史〜
こんばんは お茶のソムリエです。
家庭にしっかり浸透しているお茶
私も子供の頃から、あたりまえの様にお茶を飲んで育ちました
中国で発祥したお茶はいったい誰が日本にひろめたのでしょう。
日本には、少なくとも奈良時代にはお茶が飲まれていたと考えられます。
しかし、当初お茶は大変な貴重品でした。それを普及させたのは、
鎌倉時代に、臨済宗の開祖・栄西禅師(1141〜1215)がお茶を中国・宋から
持ち帰ったのがきっかけです。
栄西は、宋へ修行に行き、多くの経典とともに、
お茶の種と飲み方も持ち帰ったのです。
栄西は帰朝後、本格的な茶の効用から蒸し製法のてん茶などについて著した
「喫茶養生記」を1214年将軍源実朝に献上したとされています。
当時のお茶は抹茶に近く、江戸時代に入ってからは、
煎茶が茶の中心となり、庶民の口にも入るようになりました。
薬として飲まれるくらい効能のあるお茶を、日本に広めていただいた
栄西禅師にホント感謝です!
では次回は「お茶はどのようにして世界に広がっていったのか?」を
ご紹介したいと思います。