お茶ができるまで〜八十八夜とは?

こんばんは お茶のソムリエです。

ここ数日すご〜く冷え込み、寒かったですね。

この冷え込みのお陰で、桜は散らずにすんでいますが

週末には花散らしの雨が降るようですので、

桜の季節も終盤を迎えるようですね。

皆さんはお花見は満喫されましたか?

桜が終われば、いよいよ新茶の季節到来です。

八十八夜とは立春から数えて八十八日めの事で、今年は

5月2日が八十八夜です。

今では、ほとんどが機械に変わっていますが、

茶摘みの時期は5月の八十八夜前後と、昔から変わりません。

八十八夜の頃のお茶は「一芯二葉」といって、

2枚の若葉と芯芽だけを摘んで作り、最上級のお茶とされます。

気温も上がり、茶の葉の成長が進むと「一芯三葉」といって、

成長した葉も一緒に摘むようになります。

茶は生命力の強い樹で、葉を一度摘んでもまた新芽が伸びてきます。

そのため、年に2〜4回の収穫が可能です。

八十八夜の頃に摘まれる一番茶から始まって、

二番茶、三番茶、四番茶と続きます。

八十八夜まであと1月となりました。

今年も美味しい新茶が出来ますように・・・

では次回は、「茶」の字のつく「ことわざ」をいくつか

ご紹介したいと思います。